Windows 10 に TeX 環境を構築

Windows 10 Home 64bit 環境に TeX をインストールしたので、その覚書。

必要な作業は以下の通りです。

  1. TeX Live 2015 をインストール
  2. 日本語フォントをインストール
  3. GSview 5.0 をインストール
  4. Ruby をインストール(TeXExec に必要)

TeX Live 2015 をインストール

TeX Live はほとんど全自動です。ドキュメント類をインストールしないようにすれば、容量を 2.45GB に抑えることができます。

日本語フォントをインストール

「モリサワ基本 7 書体パック」の場合であれば、以下の通り。ただし、デフォルトの map ファイルには(MidashiMinPro-MA31 を除く)6 書体分の設定しかされていないようです。

updmap --setoption kanjiEmbed=morisawa

OpenType フォントの置き場所は、dvips + gswin32c の場合は下記です。

C:\gs\fonts\CIDFont

dvipdfmx の場合は(例えば)

C:\texlive\texmf-local\fonts\opentype\morisawa

になります。

GSview 5.0 をインストール

TeX Live 2015 に付属している Ghostscript が 32bit なので、GSview 5.0 も 32bit 版をインストール。Ghostscript 本体にパスが通っていないためか、設定は手動で行う必要があります。

Options → Advanced Configure... を下記のように設定。

Ghostscript DLL:

C:\texlive\2015\tlpkg\tlgs\bin\gsdll32.dll

Ghostscript Include Path:

C:\texlive\2015\tlpkg\tlgs\lib;C:\texlive\2015\tlpkg\tlgs\fonts

Advanced_Configure

Ruby をインストール(TeXExec に必要)

今回は RubyInstaller をインストールしてみました。PATH を自動的に設定してくれる機能があります。ただし、アンインストールしても PATH は戻してくれないようですので、注意が必要です。

試しに半角スペース入りのフォルダ「C:\Program Files\Ruby」にインストールしてみましたが、特に問題なく動作しているようです。

動作実験

GSview

\documentclass[12pt]{jsarticle}
\usepackage[deluxe]{otf}
\usepackage[x11names]{xcolor}
\pagestyle{empty}
\setlength{\parindent}{0pt}
\renewcommand{\baselinestretch}{0.5}
% 水平線
\newcommand{\colorhline}{\textcolor{Snow2}{\raisebox{0.3zh}{\rule{\linewidth}{0.8pt}}}}
% ebfamily
\DeclareRobustCommand\ebfamily{%
\kanjifamily{hgt}%
\kanjiseries{eb}%
\romanfamily{bun}% TrueType Fonts Perfect Collection が必要です。
\romanseries{bx}%
\selectfont}
\begin{document}
モリサワ基本7書体パック

\colorhline

\centerline{明朝体}

\colorhline

{\scriptsize リュウミン L-KL}

\medskip

{\Huge デジタル文字は美しく進化する}

\medskip

\colorhline

{\scriptsize\bfseries 太ミンA101}

\medskip

{\Huge\bfseries デジタル文字は美しく進化する}

\medskip

\colorhline

\centerline{\gtfamily ゴシック体}

\colorhline

{\scriptsize\gtfamily\sffamily 中ゴシックBBB}

\medskip

{\Huge\gtfamily デジタル文字は美しく進化する}

\medskip

\colorhline

{\scriptsize\gtfamily\sffamily\bfseries 太ゴB101}

\medskip

{\Huge\gtfamily\bfseries デジタル文字は美しく進化する}

\medskip

\colorhline

{\scriptsize\ebfamily 見出ゴMB31}

\medskip

{\Huge\ebfamily デジタル文字は美しく進化する}

\medskip

\colorhline

\centerline{\mgfamily 丸ゴシック体}

\colorhline

{\scriptsize\mgfamily じゅん 101}

\medskip

{\Huge\mgfamily デジタル文字は美しく進化する}

\medskip

\colorhline
\end{document}