High Sierra 用 TeX Live 2017 追加ファイル

High Sierra のヒラギノ明朝体を TeX Live 2017 で使うためのファイルを参考までにアップしておきます。

このページに書いてあること

Sierra では W3 と W6 に分かれていたヒラギノ明朝体が、High Sierra では合体版(ヒラギノ明朝 ProN.ttc)に変更されたため、dvipdfmx 等からは使えなくなっています。

公式には対策がなされていないとはいえ、フォントへのシンボリックリンクと dvipdfmx 等用の Map ファイルを手動で作成すれば、問題なくヒラギノ明朝体を使うことができるようですので、必要なファイルをアップしておきます。

なお、下記は TeX Live 2017 向けの記述になっていますが、TeX Live 2018 にも対応しています。

参考にさせていただいたサイト:ありがとうございました

具体的な作業はここから

下記の 3 つのステップを実行するだけで、ヒラギノを dvipdfmx から利用できるようになります。

※ なお、dvips の場合は、こちらに書いた対策で、ほぼ実害なくヒラギノを使うことが出来ますので、以下の作業は必須ではありません。

1 ファイルの入手と設置

上のファイルには、ヒラギノフォントへのシンボリックリンクと、実フォントと仮想フォントとの対応関係を記した Map ファイルが入っています。これをダウンロードし、その中身をフォルダ構成を保ったまま、「適切なフォルダ」(通常は /usr/local/texlive/)に設置してください。

2 TeX への登録

上の作業で設置したファイルを TeX が見つけられるように、ターミナルを起動して、以下のコマンドを実行します。「適切なフォルダ」(上記では /usr/local/texlive/)の書き込みに管理者権限が必要か否かによって、コマンドが異なります。

  • 管理者権限が必要な場合
    sudo mktexlsr
    
  • 管理者権限が不要な場合
    mktexlsr
    

3 Map ファイルの生成

最初に設置した Map ファイルから、dvipdfmx、dvips など、各 DVIware 用の Map ファイルを生成します。

updmap-user -setoption jaEmbed hiragino-highsierra-pron

上記のコマンドを実行すると、(通常は)~/Library/texlive/2017/ 内に、kanjix.map 等の Map ファイルが生成されます。システム全体で共有したい場合は、updmap-user ではなく updmap-sys を使います(sudo が必要か否かは mktexlsr の場合と同様です)。